第29回日本保育保健学会 in 長崎 

会頭挨拶

第29回日本保育保健学会 会頭 小野 靖彦(おの小児科 院長)

第29回日本保育保健学会
会頭 小野 靖彦
   (おの小児科 院長)

 2023年5月に長崎市で「保育保健学会」を開催いたします。テーマは「保育と医医療 手を取り合って ~子どもたちを守り育てる未来へと~」です。
新型コロナウイルスの流行で子どもたちを取り巻く環境は大きく変わり、マスクの発達への影響も危惧されています。これまで以上に保育施設の関係者が協働して子どもを守り育てる必要があります。また、新型コロナウイルス流行で少子化が急速に進んでいます。子育てがしやすい環境を作って行く必要があります。2023年4月には「こども家庭庁」ができます。厚生労働省子ども家庭局は「子ども家庭庁」に移管されますが、保育に関する講演を子ども家庭局にお願いしています。
 第29回保育保健学会では会長講演(藤田 位先生)、基調講演(岡 明先生)、厚生労働省子ども家庭局の講演に続いて、地元長崎大学医学部の森内浩幸教授に感染症、岩永竜一教授に神経発達症への対応について特別講演をお願いしています。今回の学会では保育園での育児支援、医療的ケアの受け入れを重要な問題と考えて、保育施設でできる育児支援・虐待防止と医療的ケア児についてのシンポジウム2題を予定しています。最近は地球温暖化に伴い、台風・水害などの災害が増えてきました。また、東南海地震・首都直下型地震などへの備えも必要です。災害対策・事故予防・保育施設のリスク管理、事故予防、災害対策など危機管理に関する講演も準備しています。
 第29回はこれまでと同様に現地参加の学会を開催したいと思っています。また、Webでの参加も可能です。聞き逃した講演・シンポジウムはオンデマンド配信で聴講できるようにいたします。
会場の長崎大学医学部は長崎市の繁華街からは少し離れていますが、爆心地に近く、原爆資料館や平和公園、浦上天主堂は歩いて数分の距離です。
 長崎には観光名所として大浦天主堂、眼鏡橋、崇福寺・興福寺(中国寺院)、稲佐山からの夜景(日本三大夜景)、軍艦島、平和公園などがあります。長崎は坂の町ですが、路面電車が便利です。路面電車とロープウェイをご利用ください。また、長崎ちゃんぽん・皿うどん、卓袱料理など長崎ならではの味もお楽しみください。

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